国際修学院から戻ってきました。(その2)

bird18

Felix 016 ソールフランシスカと申します。

 台湾、スペインでの修学期を終え、ソールマリアと2人、1月25日に日本に帰ってきました。8カ国(日本・韓国・台湾・ミャンマー・ベトナム・フィリピン・ケニア・スペイン)の姉妹たちとの共同生活では、互いの違いを違いのまま受け入れ合うことの困難・祈りの身近さやその生活の中に働いて下さる神様の恵みを肌で感じ、徐々に互いに愛し合う共同体に成長していったと思います。そして、世界中で働く姉妹たちと出会い、絆を深められたことは私の宝です。

  日本の姉妹たちに「お帰りなさい!待ってたよ!よく頑張ったね!」と言われ、私たちのために祈ってくださっていたことに心から感謝しました。

 今は、四国、北条にいます。ただいま戻りました.

 

国際修学院からもどってきました。

台湾~スペインでの国際修学院を過ごして、苦しかったこと、良かったことはありますか?
 国や世代、文化の違う姉妹たちと共に生きていくことの難しさをたくさん経験させてもらえました。(理解したいけど理解できないこと、対話したいけど信頼して心を開き合うまでに至る長い道のり、それぞれ「善かれ」と思ってすることの表現の違い、ぶつかり、など。)
 でもその「違い」をつぶすことなく、受け入れあうことができるというのは本当に「家族」だからなんだなぁと感じます。共に呼ばれた者である、という信仰、それも聖ドミニコの娘として、自分の持っている弱さもすべてありのままに分ち合う、真理と憐れみのこころが、それぞれの違いを超えてお互いを一つに結びつける絆となっていました。
 また私としては内面的にも、自分の心と向き合う中で、倒れたままなかなか立ち上がれない時期も多くありました。苦しかったですが、「本当の自分」を見つめなおす恵みの時でした。どんな状態でも、たとえ笑うことができなくても、いつも受け入れてくれている、という姉妹たちへの信頼があったから、たとえ立ち上がれなくても、神さまのみ手に委ねて留まり続けることができたのだと思います。苦しいことも多かったですが、その分本当に恵みのときでした。
 お祈りとあたたかなお心遣いでこの日々を支えてくださった日本管区の姉妹の皆さま、受け入れてくださった台湾管区とスペイン管区の姉妹の皆さま、このような特別な機会を与えてくださった修道会、そしてもっとも必要な恵みを、もっとも必要なときに、もっとも良い方法で与えてくださる神さまに、心から感謝しています。まだまだ転びながらですが、新しい使徒職の場で神さまの小さな道具になれたら、と願っています。      
                                                        ソール マリア近藤亜里
P_20150124_083822_LLP_20150124_084552
P2230108P_20150117_124329_LL